車はどこのお店でも「同じ査定額」で売れるわけではない
なぜ同じ車なのに査定金額に差がつくの?
新車であれば、標準価格が決まっていて、そこから
「いくら値引きをしてくれるか?」
「どんなサービス品をつけてくれるか?」
によって、購入するお店を決めることができます。
でも車を手放す際は、愛車を査定に出すわけですが、この査定金額はお店によってかなり差が出ます。
確かに中古車には定価がないのは分かりますが、なぜ大きな差が出るのでしょうか?
このカラクリを知っていないと、結構な金額をソンしてしまいます。
今回は、「なぜ同じ車なのに査定金額に差がつくの?」について解説してゆきます。
車の査定相場ってあるの?
中古車を査定する人たちは、いったい何を根拠に査定金額を算出しているのでしょうか?
何も根拠がないハズは、ありませんよね。
実際の査定は、社内で保有するデータをもとに作成された「査定表」をもとに金額を計算します。
この査定表は、データは大体、中古車のオークションの取引価格を基に作成されています。
中古車のオークションは毎日、全国のどこかで開催されています。つまり、車の査定相場は毎日変動しているのです。
このオークションデータを、「どれだけの頻度で社内の査定表に更新しているか」で、そのお店の査定相場の「鮮度」が決まります。
悲しいことですが、車の価値は日々下がってゆきます。
月日が経てば経つほど、車の査定金額は低くなるのです。
先程のオークションデータを3か月に1度しか更新できないお店は、3ヶ月後の下がった査定金額を見越して、社内の査定表を作ります。
つまり、「リスクを見越した低い査定表」をもとに、ユーザーの車を査定するのです。
余談ですが、ディーラーは新車を売ることが本業です。
新車を売ることで精一杯ですので、下取り価格である査定表を日々更新などは、していられません。
従って、この査定表の更新頻度も低いので、結構先の査定価格(低い査定額)となってしまいます。
このように、ディーラーの下取り価格は、買取専門店に比べて安くなる傾向にあります。
一方、車買取専門店は「車の買取=仕入」です。
当然オークションの売買価格データにも敏感で、ほぼリアルタイムと言っていい位のデータをもっています。
他のお店に、欲しい車をとられてしまわないように、他店と競ってでも高値をつけて買い取ろうとします。
・最新の査定相場が反映されている
・他のお店にとられないよう、競ってでも高値をつけてくる
ので、査定金額もディーラーに比べると高くなります。
お店によって得意分野が異なる!?
「じゃあ、買い取り専門店に売ればいいんだな!」
と言うことになりますが、実は買い取り専門店同士でも査定金額は異なります。
その理由は、「お店によって得意分野が異なる」からです。
一言で買取専門店、といっても実は様々なお店があります。
・軽自動車を専門に扱っている
・外車を専門に扱っている
・1BOX、ミニバンを中心に扱っている
・ドレスアップカー専門店
・海外に輸出することをメインとしている
など、得意分野がそれぞれあるのです。
例えば、10万キロ以上走行している車は、普通にディーラーに下取り査定を受けても、ほとんど金額はつきません。
でも、海外に輸出ルートをもっている業者であれば、喜んで査定金額をつけて買取ります。
海外では10万キロの走行距離なんて、ぜんぜん大した距離でもないですし、日本車は信頼できるブランドとして、喜ばれるのです。
日本では売れない車も、海外ではよく売れるのです。
また、軽自動車を中心に扱っているお店は、当然軽自動車の最新の相場を把握し、売れ筋にも敏感です。
すでにユーザーから「こんな車を探してほしい」という情報をもっているかも知れません。そんな時は、他と競ってでも高値を付けてきます。
高く売るなら、愛車を欲しがっている業者を見つける事
ここまでのお話しで、お分かり頂けたと思いますが、愛車を高く売るには、「その車、是非当店に売って欲しいです!」というお店を見つける事です。
欲しい車なので、当然査定金額も期待できます。
でも、どのお店があなたの愛車をほしがっているか?見つけるのはどうすれば良いのでしょうか。
実際にいくつか買取専門店を自分で回ってみて、反応を見てみる、というのも結構大変です。
時間もかかりますし、労力も相当なものです。
そこで、一括査定サービスを使ってみましょう。1度の入力で、複数の買取専門店に見積もりを依頼できます。
あなたの愛車を「欲しい!」と思ったお店が手を上げてくれますよ。同時に愛車の「最新の査定相場」も分かります。
相場を事前に知っていれば、愛車を安く買いたたかれることも防げます。
無料で使えますので、是非一度使ってみてください。